3月13日から開始したNP Walker×Instagramコラボ企画。
桜をテーマにしたコラムの最終回となる今回は、名前に「さくら」がつく東京さくらトラム(都電荒川線)に乗って巡るお勧めお花見スポットをご紹介します🌸
路面電車で桜見物
“東京さくらトラム”の由来は、沿線に桜の名所がたくさんあることから名付けられたとのこと。
東京都交通局のホームページには、桜の見どころをかわいいイラストで表示した沿線マップがあります。
東京都交通局:さくらたび。2024_vol.38 P.8より
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/magazine/sakuratabi/202501/?pNo=8
三ノ輪橋から早稲田までの12.2kmの区間には30カ所の停留所があり、所要時間は約1時間です。
一日乗車券が400円とお手頃なので、気軽に途中下車できますね♪
東京サロンからは王子駅がお勧め
東京さくらトラムは複数の路線から乗り換えることができますが、今回お勧めするのは王子駅。
東京サロンのある六本木一丁目駅から王子駅までは東京メトロ南北線で25分ほどです。
王子駅近くには、ソメイヨシノを中心に約600本の桜が植えられている飛鳥山公園や日本の都市公園100選に選ばれた音無親水公園といった桜の名所があります。
今回訪れたのは3月20日の春分の日。膨らんだつぼみをつけた木々が多いなか、早咲きの桜周りは多くのお花見客でにぎわっていました。
音無親水公園(撮影日:3月20日)
飛鳥山公園のカンザクラ
王子駅前~早稲田駅
早咲きの桜を堪能した後は、王子駅前から早稲田駅方面へ。
王子駅前から飛鳥山公園に向かう途中の景色も見どころスポットの一つです。
上:撮影日:2025年3月20日/下:満開時の様子
1両編成とコンパクトでどこかレトロな車内と、出発する際の「チリンチリン」と鳴る発車ベルの音。
バスよりもゆっくりとした速度で走る電車に揺られていると、おじいちゃんおばあちゃんと一緒にお花見した、子どもの頃を思い出しました。桜だけでなく、そんなノスタルジックな感情を呼び起こしてくれる景色と春の陽気が私を癒やしてくれます。
「桜が満開になった頃の車窓からの眺めは感動するだろうな」なんて思っているうちに次の見どころスポットへ到着。
上:撮影日:2025年3月20日/下:満開時の様子
面影橋から早稲田までの間にある小さな鉄橋と神田川沿いの桜の木。
満開の時季は、車窓からピンク色に染まった景色が見られることでしょうね。
早稲田~荒川二丁目駅
早稲田駅から次に向かったのは荒川二丁目駅。
この桜スポットは、停留所自体が桜に包み込まれるようなすてきな場所です。
上:撮影日:2025年3月20日/下:満開時の様子
こちらもまだつぼみの状態でしたが、満開の時季に絶対来たい!と思うような景色でした。
今回ご紹介した駅の他にも、桜の見どころがたくさんある東京さくらトラム。
都電で巡る、いつもと少し違うお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
取材/文:ちの