5月は、気温も湿度も一気に上がりはじめる季節。朝は爽やかでも、午後にはじんわり汗ばむような日が増えてきますよね。
特に人と会う予定がある日は、午後になるとメークがヨレて自信がなくなったり、メーク直しの時間が取れず焦ってしまったり…。そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
けれど、実はメーク崩れの原因の多くは「朝の過ごし方」にあるといわれています。
今回は、午後のメーク崩れを防ぐために朝できる10のルーティンをご紹介します。忙しい朝でも取り入れられるポイントばかりなので、ぜひ今日から意識してみてください。
午後のメーク崩れを防ぐ!朝のルーティン10選
1. 朝は洗顔料でしっかり&優しく洗顔
寝ている間に分泌された皮脂やほこり、老廃物は水やぬるま湯だけでは落ちにくいもの。洗顔料を使って余分な油分をオフし、清潔な肌状態をつくることで、ベースメークの密着度もアップします。ただし、洗い過ぎには注意。たっぷりの泡やオイルで摩擦を防いで優しく洗いましょう。
2. スキンケアは保湿を重視して丁寧に
肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌され、それがメーク崩れの原因に。暑くなるとスキンケアはさらっと軽く仕上げたくなりますが、化粧水や美容液を塗った後は、季節を問わずクリームで保湿するのがお勧め。クリームの油分で水分の蒸発を防いで、ふっくら潤った肌状態をつくりましょう。
3. スキンケア後はハンドプレスでなじませる
スキンケア後に、手のひらで顔を包み込むようにハンドプレスするだけで、化粧品がしっかり浸透*し、ムラづきを防げます。肌表面の余分な油分が落ち着き、ベースメークのノリも格段によくなります。
*角層まで
4. スキンケア後すぐにメークしない
スキンケア後は、数分置いてからメークに入るのが理想です。表面に残った油分は軽くティッシュオフすると、下地やファンデーションがヨレにくくなります。
5. ベースメークは薄く均一に
年齢に伴って、ファンデーションを厚塗りしていませんか?ファンデーションを厚く塗ると、皮脂や汗で崩れやすくなります。全体は薄く、気になる部分だけをコンシーラーでカバーするのが大人の肌に合ったメーク方法です。
6. 部分用下地を活用する
Tゾーンや小鼻など、皮脂の分泌が多い部分には「皮脂崩れ防止下地」を部分使いするのもお勧めです。テカリやヨレを防ぎ、午後のメーク崩れを大幅に軽減できます。
7. 下地兼用の日焼け止めが◎
紫外線対策は重要ですが、重ね塗りが多すぎるとメークが崩れやすくなります。UV効果のある下地やファンデーションを活用することで、シンプルながら効果的なケアが可能です。
8. ファンデーションはブラシやスポンジで密着させる
リキッドタイプのファンデーションを指でのばして仕上げている方もいらっしゃるかもしれません。ファンデーションはスポンジでポンポンと軽くたたき込むようになじませることで、肌との一体感が生まれ、時間がたってもヨレにくくなります。
9. フェイスパウダーでしっかりセット
仕上げにフェイスパウダーを使うことで、余分な皮脂や汗を吸着し、さらりとした肌をキープ。特に小鼻や目元など、崩れやすい部分は丁寧に押さえておきましょう。
10. メークキープスプレーで固定
仕上げにミストタイプのメークキープスプレーを使うことで、崩れ防止効果が高まり、午後のメーク直しの手間も減らせます。ナチュラルなツヤ感も演出できて一石二鳥。
朝の5分が、午後の自信を変える
忙しい朝でも、ほんの少しの習慣で午後の肌は見違えるように変わります。
「崩れにくい肌」は、単にスキルやテクニックではなく、“丁寧な準備”の積み重ねでつくられていくもの。午後も堂々と人に会える、鏡を見るたび気持ちが上がる、そんな1日を過ごしたいなら、朝の数分を自分のために使ってみませんか?
「肌が整っている」という小さな自信が、1日の仕事や家事などの活動を後押ししてくれるはずです。
参考:【プロが伝授する化粧崩れ防止テク】朝の肌準備からベースメイク&お直しテクまで|Beauty Journey(美容の情報)|資生堂/【化粧崩れしない方法】メイクが崩れる原因と8つの防止対策を解説! | 美的.com/化粧崩れ防止!プロが教えるベースメイクのワザ★化粧下地、ファンデからミストまで|美容・化粧品情報はアットコスメ/崩れないメイクのやり方は? 化粧崩れしにくいメイク方法・おすすめコスメをプロが解説 | マキアオンライン | 美容雑誌/MAQUIA(マキア)』公式ビューティサイト/【2025年最新】人気のメイクキープミストおすすめ39選!効果的な使い方もプロが伝授|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)公式
文:さかい みはる